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■ 06年01月10日(火)

栗林公園[柳沢究]

年末に3日ほどかけて、香川と岡山をさらりと巡ってきた。
淡路を通り抜けて四国に上陸し、まずは高松市内の栗林公園へ。

こういう庭園の見方って実はまだよくわからない。けれど同じ大名庭園である兼六園などに比べると、全体の印象がモダンというか、個性の強い(悪くいえばゴテゴテした)松や岩をこれみよがしに展覧会風に見せるのではなく、空と芝と池といった面的な「地」をぱきぱきと明快に構成してみせた上に、こぢんまりとした木々や建物を点々と配置している感じが、伸び伸びとしていてとても気持ちがいい。
しかーし、何を血迷ったか写真にある掬月亭の中に入るのを忘れてかえってしまった。あそこが一番の目当てだったのに。暖かくなって花の咲く季節になったらもう一度行かねばならない。

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■ 06年01月09日(月)

東端唯・個展 『+漆』[柳沢究]

下鴨の現場でもお世話になっている、漆芸家・東端唯さんの個展が、14日から祇園のASPHODELで開かれる。

060109.jpg

唯さんの仕事場には何度か遊びにいかせてもらっているが、アトリエ内にところ狭しと様々なサンプルが並べられていて、何時間いても飽きることがない。個展では、えぇ? 漆ってこんなこともできちゃうの? という可能性に充ち満ちた作品を見る事ができるはずだ。今から楽しみ。久住氏制作による土の展示台もあるとのウワサ。

14日の19時から、琴の演奏やワインのでるオープニングパーティがあるそうで、それにあわせて遊びに行くつもり。どなたも歓迎とのことです。


詳細は以下のとおり。

日時:2006年1月14日(土)〜20日(金)12:00〜20:00
場所:"ASPHODEL"-The Sanctuary-(アスフォーデル)
605-0085 京都市東山区末吉町99-10 TEL:075-531-6131
>>地図(こんどは大丈夫 だいたいここら辺

<東端 唯・ひがしばた ゆい・プロフィール>
1974年京都生まれ。漆工芸の家系に育つ。高校卒業後、漆芸家・鈴木雅也氏に師事、その後、京都工芸繊維大学にてデザインを専攻。日本の伝統的な技法を生かし新しい物づくりへの挑戦。素材、色使い、テクスチャー……。新鮮さを加えながらもあくまで伝統に基づいた、落ち着いた作風が話題に。現在、建築・インテリアデザイン、など様々な分野での新しい漆の可能性をさぐっている。[神田江実・Juliette主宰/フリランスエディター]

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謹賀新年の牛2[柳沢究]

この間の牛のアップ。
運んでいるのはたぶん乾し藁=牛達のエサ。
上に乗ってる鞭を持ったおじさんがいい味だしてますが、 頭に巻いてるのはターバンではなくて、手ぬぐい。 日射しがとっても熱いから(気温40度くらい)。

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■ 06年01月07日(土)

互礼会[柳沢究]

大学にて教職員一同会しての新年互礼会。
終了後、年末にほったらかしにしていた研究室の片づけをしながら、今年何をやらなくてはならないのか、なんていう新年らしい事を考える。芸工大の任期も来年度いっぱい。今年こそ学位論文の執筆に目処をつけないと、ヤバイ。博士課程に進学してから、神楽岡の活動をはじめ、大学を中退し芸工大に来てはや3年近く。この間、興味のむくままあれこれ目一杯手を広げてきたけれど、そろそろ瓢箪よろしく、きゅッと引き締める頃合いであろうか。

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■ 06年01月06日(金)

謹賀新年の牛[柳沢究]


おくればせながら、新年にふさわしく勇ましいヤツを。
これはただの荷車だけど、戦車なんかだったりしたら、
結構な迫力である。
(南インド、シュリーランガムの街にて)

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■ 06年01月03日(火)

餅つき[柳沢究]

神楽岡として第2回目となる新年餅つき大会を決行。
道具は水谷さんがはるばる三重から運んできたケヤキ製の立派な臼と杵である。
昨年は餅米を前日から水に浸しておくのを忘れ、当日朝にあわてて水に浸したために、できそこないのおこわのような固いモチになってしまった。今年は準備万端整え、トッピングもきな粉、あんこ、ゴマ、大根おろし、納豆、バター醤油など、充実のラインナップで、完璧な出来映えであった。

終了後はパキスタン調査報告スライドを見ながら、まったりと飲み続ける。
実に正月らしい一日。

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■ 06年01月01日(日)

謹賀新年[柳沢究]

今年もどうぞよろしくお願い致します。

3日は11時から神楽岡前路上にて餅つきを行います。
2時頃からは、畑中&山本さんによるパキスタン地震調査報告スライド会も催します。
京都におられる方は遠慮無く遊びに来てください。

寝正月。早くあったかくならんか。

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■ 05年12月31日(土)

神様の牛[柳沢究]

大晦日ということで、ちょっと神聖っぽいやつを。


写真はナンディーと呼ばれる牛の像。
ナンディーは白い雄牛で(ちゃんとコブがある)、ヒンドゥー教の最高神の一人・シヴァ神の乗り物たる聖牛である。だからシヴァ寺院には必ずお供のナンディーがいる。つぶらな瞳の先にシヴァが祀られているのだ。

像には花やら草やら粉やらいろいろかけられていて、なんだか大変なことになってる雰囲気だが、別に汚されているわけではない。インドでは礼拝する神様の像に、敬意を表するために花を飾ったり赤い色粉をつけたりするのが普通のこと。ただ拝むだけより、スキンシップがあるところが私は好きである。

手元の「家畜文化史」(加茂儀一著)によれば、牛を神聖視する風習は世界的に広く見られるが、それは牛の家畜化と起源を同じくするんだそうな。
そしてどうやら家畜としての牛が誕生したオリジンは、メソポタミアからインダスのあたりにあるらしい。インドの牛好きはまさに筋金入りである。

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■ 05年12月27日(火)

牛のいる風景[柳沢究]


むこうでは珍しくも何ともない街の風景なのですが…あらためて見ると、やはり不思議な感じ。

インドの街には牛のほかに、犬も猫も猿も山羊も水牛もうろうろしていて、南の方では野良クジャクが堂々と道を闊歩していたりする。
彼らにとって人間の都市は決して暮らしよいものとは思えないけれど、今のところ何とかやっていけているようだ。

そんなふうに動物が生きていける都市ってのは、人間にとっても、たぶん、そんな悪くない都市だと思うのだが、日本はどうか。

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■ 05年12月26日(月)

こぶ牛[柳沢究]

インドにいる牛のほとんどは、品種的にはゼブーzebu牛(コブ牛、インド牛)と呼ばれるものらしい。その中でもサヒワールとかレッド・シンディとか、いくつかの種に分かれているようだが詳しくはまだ調べていない。

サイズには大小あるけれど、ホルスタイン種などに比べるとずっと小柄で(おおむね体高1m強)、かわいらしい。
乳の出は少ないものの、暑さに強く、忍耐力がありおとなしく、粗末な食事でもよく働くという、とてもイイ奴。

最大の特徴かつチャームポイントは、なんといっても、背中にあるコブ(瘤)。ラクダと同じように脂肪分がたまっているらしく、触るとぷにぷにして、とても気持ちいい。猫の肉球に勝るとも劣らない。

私見だけれど、雌牛はコブが小さく、荷役用の立派な雄牛ほどでっかいコブをつけている。また南インドよりは北インドの方がコブがでかい気がする。
ちなみにブラジルにはこのコブを使った名物料理があり、食べた事はないが、絶品!、らしい。

(写真は南インド・マドゥライの牛)

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