JOURNAL

■ 06年10月17日(火)

コーラム論…4/描画のルール2[柳沢究]

【コーラムの描画規則 2】

昨日のつづきです。

(3) 描線は閉じる(始点と終点が一致する)
(4) 一度描いた描線をなぞってはならない

これはわかりますね。描線は交わることはあっても、重なることなく元の場所に戻ってくる。
「円環則」とでも名付けましょうか。


(5) 描線が閉じた際に配列点の全てが描線によって囲まれる

こういうのはダメ、ということ。


(6) 一本の連続した描線によって描く

一筆で紋様全体を描ききりましょう、ということ。
ちなみに一筆ではないものには以下のような例があり、これはこれでなかなか綺麗なのである(どちらも3筆=描線が3本ある)。

 


(7) 描線は滑らかに描く

これは分かりにくいのですが、描線を描く時に直角に曲がったりしてはいけません、ということ。
この条件を外すと、たとえば下図左のものを、右のように描いて、一筆とすることができる。しかし、コーラムにおいてはそれは禁じ手である。下図左は「二つの描線がタスキがけになったもの」と見なすのである。


*****

コーラムの描画規則とは、ザッとこんなところである。
こう書き連ねてみると「なんやエラク複雑なルールやんけ」という印象だが、要は一筆で全部の点を囲むように描きなさい、ということである。慣れてしまえば実にシンプルなルールだ。
しかしルールは簡単でも即興でコーラムを描くのは、それほど容易ではない。

よろしければ以下の配列点を例に、上記7つの規則に従いながら、試しにコーラム紋様を描いてみてほしい。一筆で描ききるのが意外に難しいことを、分かってもらえるのではないかと思う。

(※緑の点線は規則(2)の図を重ねたもの。この点線をガイドに描いてみましょう)


また、明日につづく。


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