JOURNAL

■ 06年11月30日(木)

秋の遠足2・近江神宮2[柳沢究]

 

一番下の段にある手水舎と二段目にある旧大津裁判所本館車寄(現在の名前は「自動車清祓所」ということだから、車のお祓いをする場所になっているようだ。車路もそのまま残っている。かつての形態と移転先の事情を融合させた見事なコンバージョンではないか)。
どちらも四隅に3本の柱がL字形に配されているのが目を引く。このような柱の造形は寺社では初めて見た。スケールに比して妙にマッチョな印象はあるが、なかなかに格好よい。


外拝殿の袖部分。モデルは桃子嬢。柱の足下をつなぐ横材(部材名を何と言うんだったか、腰長押?)の高さが、腰をかけるのに丁度よい高さになっている。アンコールワットの窓も似たようなスケールを持っていたが、こういう使い手にフレンドリーなさりげない設計配慮は嬉しいものです。近寄りづらいイメージの寺社建築だとなおさら(ツンデレ効果)。

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■ 06年11月29日(水)

秋の遠足1・近江神宮[柳沢究]

2006年11月26日(日)に決行された、神楽岡秋の遠足(KAE)シガテラ・ツアーの報告です。春秋あわせて6回目の遠足。秋はこれまでの2回とも奈良でしたが、今回は矛先を滋賀に転じました。
さて行く先を検討してみると、意外といっては滋賀の方に怒られますが、見所満載。さしあたり今回は大津近辺と湖東にターゲットを絞りました。

8:00
出町柳に集合。天気は泣きべそ寸前の大曇天。
約一名が寝過ごしたのを除き、皆さんパンクチュアルに集合。今回の参加者は11名。2台の車に分乗し出発。途中、銀閣寺にて寝坊した庭師を拾い、山中越え経由で滋賀をめざす。


8:40

 

滋賀は近い。早くも第一目的地・近江神宮に到着。
近江神宮は皇紀2600年にあわせて造営された近代神社。祭神は大化の改新の立役者にして、飛鳥から近江への遷都を行った天智天皇。なるほど。
設計は明治神宮や平安神宮など近代神社の主要作の多くを手がけた角南隆と谷重雄。琵琶湖に面した山麓斜面を敷地を活かして、境内が階段状に構成されており、階段を上る毎に次の建物の門がせり上がってくるシーンの展開が参拝気分を高める。内拝殿から本殿にかけても同様の段状構成となっているらしいが、残念ながら通常参拝者はそこまでは見られない。
(写真は外拝殿の見上げと、外拝殿から内拝殿とその先の本殿を見る)


とはいえ外拝殿と内拝殿の間にある中庭も、宗教的空間として興味深い。
四方を建築に囲まれその奥に山を臨むこの空白地は(何らかの儀式に使われるという機能的な側面もあるだろうにせよ)、山中他界観的な聖地の原型を思い起こさせる。くだけて言えば、ここから天に向かって昇ってしまうような(あるいは、山の上から何かが降り立ってきそうな)垂直性を感じさせる場所、ということだ。中庭から一段と上がった内拝殿とさらに奥へと上がる登廊が、その感覚を煽る。周囲の廻廊は山中の木々の建築化と見なせよう。このような中庭をもった神社が他にあるかは詳しくないが、実に意識的に構成された聖性の演出手法である(ソーラーパネル付きの照明はご愛嬌)。
単に白川砂を敷き詰めただけの何もないスペースでも、こうすれば場に力が宿る。先だって見た龍吟庵の「無の庭」と比較すると面白い。

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■ 06年11月25日(土)

龍吟庵の裏[柳沢究]


龍吟庵の裏手の山の方には、手水鉢や石臼が野ざらしで山積みされていました。物供養の一種でしょうか。手水にたまった雨水に水草が群生して、いとをかし。一個くらい分けてくれないだろうか。

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■ 06年11月24日(金)

遠足、行きたいけど・・・[井上大藏]

遠足の日が近づいてきた。一旦申し込んだものの、所要で参加できなくなった。とても残念でならない。湖東三山はとても行ってみたかったので、大変心残りである。次の機会あるかな・・・。ともあれ、無事に堪能してきてください。ではでは。

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■ 06年11月20日(月)

ミテキテツクッテ伏見稲荷[柳沢究]

18・19日:
京都CDLのミテキテツクッテ・伏見稲荷学区編開催。
昨年と同じくフル参加で、伏見稲荷の街を歩き、設計ワークショップで作品をつくり、翌日は審査員としても参加。去年の敷地である粟田口に比べると、伏見稲荷の街には飛び抜けた面白さは少ないが、それでもじっくり歩き読みんでみると、微地形への対応や道の形などに地区独特の特徴が見えてくるのが面白い。思わず声をあげてしまうような面白い住宅も発見した。
準備したみなさん、ほとんど手伝えなくて申し訳なかったですが、お疲れ様でした。

↑は、もんのすごく狭い路地の最奥部に佇むローテク半透明住宅。「何かきれいでオサレじゃん」とか抽象的な「透明性」とかいったものではなく、物理的な明るさへの切実な想いから(実に切実な)、可能な限りの透明性を追求している。
透明な建築ってほんとはこういう薄暗い場所にこそ必要なのでは?と考えさせられてしまう(ちなみに中を覗くと洗濯物が干してありました)。

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■ 06年11月19日(日)

スペインの日本人建築家[柳沢究]

13日:
後輩の長野君と手がけていた祇園のお店がオープン。四条花見小路の「祇園 ゑん」というお店。豚しゃぶがメインの日本料理店。お酒も美味しいです。

15日:
芸工大大学院にて、スペイン公認建築家・鈴木裕一さんによる特別講義。ヌーヴェルやサンチャゴ・カラトラヴァ、エリアス・トーレス、伊東豊雄など、最近めっぽう熱いスペインの現代建築事情について。伊東豊雄の巻き貝は、設計に現地の技術が追いつかないため、現在工事が中断されている由。スペインの荒涼とした平野に佇む巻き貝の写真がえらくシュール。鈴木さんは石山修武のダムダンにてセルフビルドの修行をして、その後単身スペインに留学、そのまま住み着いて事務所を開設し、スペインでアーキテクトビルダーの実践をしているという。うーん・・・

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■ 06年11月17日(金)

龍吟庵[柳沢究]

映画の帰りに、東福寺・龍吟庵の特別拝観に寄った。
重森三玲の庭が3つある。

  


「龍の庭」は、庭にしては実にわかりやすい庭なんだけど、よく見ていると石の形や配置・砂利の黒/白のバランスなどに緊張感が感じられて面白い。
「無の庭」には疑問符。何も無い庭はそれはそれでよいのだが、手前がからっぽの分、背景の漆喰壁がやけに目立って白々しいのが気になる。
「赤の庭」は文字通りイロモノの感はあるが、雨に濡れた赤い石の色と銅版の屋根や植物の緑色とのコントラストが綺麗で、個人的には一番お気に入り。何故赤なのか分からないが、他の2つの庭もあわせて、重森三玲の実験精神は存分に感じられる。

庭に気をとられてしまいがちであるが、建物の方もなかなかに見応えがある。たしか現存最古の方丈だったはずだ。骨太の構造と、線の細い蔀戸や一本筋の障子などの繊細な組み合わせが綺麗。

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■ 06年11月16日(木)

ヨコハマメリー[柳沢究]

先週末のことだが、みなみ会館にて「ヨコハマメリー」を見た。

高校まで横浜で暮らしていたので、中学校の頃に(伊勢佐木町に遊びに行きだす年頃だ)ごくたまにメリーさんのことが話題に上っていたことは覚えている。ホワイトオバケとか白い婆さんとか呼ばれていたように思う。僕自身も関内あたりの洋館を背景に一度だけ目撃したような記憶があるが、実体験なのか後から捏造されたものなのか判然としない。

様々な証言(舞踏家・大野慶人の振り付きの証言がとりわけ印象的だった)と切り取られた町の風景を織り交ぜ、実態の見えない伝説的存在を、様々な角度から照射し浮き彫りにしていく。そのようなドキュメンタリーの手法は、音声と映像が一体になった映画作品に最もふさわしい手法に思われる。結びそうでなかなか結ばない焦点が、最後になって意外にも当たり前のように結ばれた時、意外にも涙が出た。泣くような映画じゃないと思って見てたんだけれど。これはとっても予期せぬことで、しばらく何故泣いたのか考え込んでしまった。

それはさておき、この映画をみれば誰もがわかるように、これはメリーさん個人を追った映画ではなく、メリーさんが存在したとある時代のとある都市の姿を描いたものだ。メリーさんは、ある時代の横浜という都市の記憶を体現した、一つの現象なんだろう。都市は人が生きてこそ都市なのだという、至極当たり前の事実をあらためて噛みしめる。

僕らが研究対象として都市を扱う時、個々人のライフヒストリーといったあまりに儚いものは捨象せざるをえず、物理的な「形」としてそこにある建物とか道、あるいは史料を通じて都市を見る。文化人類学的アプローチはだいぶん生活にクローズするが、対象としているのはやはりある程度一般化された集団的な人間像であり、個人への接近には限界があるだろう。しかし実のところ都市は、そのような捉えがたい個々人の記憶においてこそ生きられているのであり、そのことを忘れた都市論は虚しい(『京都げのむ』の連載・「京都私的探求」で試みていたのは、そのようなごく個人的眼差しからの京都の発掘であった)。

横浜が懐かしくなると同時に、ヴァーラーナシーの雑踏が思い起こされた。インドにはたぶん、まだ沢山のメリーさんがいる。もちろん京都にも。

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■ 06年11月13日(月)

水引[柳沢究]

先日、国際会議の件でご協力いただいた水引館さんへ、借りていた水引作品の返却とお礼に伺った。


こちらの水引はとんでもないクオリティー。しかも伝統工芸品の範疇におさまらない新しいデザインを次々に創作している。作り手である伊予水宝さんは、とても優しそうな方で、望外にも作品を前にして水引についてのいろいろお話を聞かせてもらいました(伊予水宝(本名:鈴木セツ子)さんの話は、最近出た『京都職人−匠のてのひら−』にも紹介されています)。

水引飾りというのは、ご祝儀袋や結納の際に用いられるように、非常に儀式的・呪術的意味合いが強い。装飾とはすべからくそういうものだが、こういった一見すると意味不明な物事に(なぜご祝儀に「水引」なのか答えられる人、また「水引」という言葉の意味を知っている人がどれだけいるだろう?)、時間と手間すなわちコストを惜しまずかけられるのが、「人間」らしいことなのだなぁと思ってしまうこの頃。

いつかコーラム紋様をモチーフにした水引を作ってもらいたいものです。

そういえば、水引館では後継者の募集もされているようです。たぶんとっても大変だとは思うけど、芸工大や京都の芸大生で誰か、我こそという人がいないかしら。

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■ 06年11月11日(土)

久住有生氏『情熱大陸』出演[柳沢究]

神楽岡やSSSでいつもお世話になっている久住鴻輔氏の兄、久住有生氏が、明日12日のテレビ『情熱大陸』(TBS系、23:00-23:30)に出演します。

(c) 毎日放送


有生氏は壁も塗れるサーファー、もとい、波にも乗る(牌も握る)左官職人。昨年の竹中大工道具館・左官道具展の会場では、サーフィンで使うワックスを用いた新しい土壁を作っていて驚きました。
番組予告によると、アメリカ・ユタ州での仕事の模様が紹介されるようですが、普段あまりテレビ等で紹介されることの少ない左官仕事がどのように描かれるのか、とても楽しみです。

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■ 06年11月10日(金)

SSS おばQ解体[柳沢究]

施工実験体(おばQ)の解体の様子が届きました。

「キュキュキュキューッキュキュッキュQ太郎はね、

頭に毛が3本しかないんだよ」↓








破壊。

跳び蹴りしても壊れなかったので、コンクリートブロックを投げつけて壊したそうです。
赤い線は、クラックの様子を記録するため、マジックでなぞったもの。
とりあえず、空気膜を型枠にして、コテでモルタルを塗りつけることが可能、ということが確認できたわけで、大きな一歩です。

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■ 06年11月08日(水)

遠足訪問地確定[柳沢究]

「秋の遠足」の訪問地の絞り込みが完了しました。こちらをご覧下さい

時間の問題から「かわらミュージアム」か「青年の城」かで悩んだのですが、『普段なかなか行く機会のないところへ行く』という遠足の趣旨にてらし、青年の城をとりました。せっかくの遠足に博物館の展示を見るというのもなんですし。そのかわりというわけではないですが、夕暮れ時の近江八幡市街散策はキープしています。

遠足の申込みは11日が〆切となっておりますので、興味のある方、気軽にご参加下さいませ。

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■ 06年11月05日(日)

太秦・広隆寺と木嶋神社[柳沢究]

4日は、さすがに休息。

…のつもりだったが昨晩の懇親会の流れで、国際会議に参加していたスリランカの学生2人を長田さんとともに京都案内することになる。

…はずであったが、その2人は今朝になって急に東京に行きたいと言いだし、そのまま新幹線に乗って東京に行ってしまったので、何故か長田さんと一緒に京都観光。

スリランカ人を案内するつもりで、三十三間堂や清水などのベタベタコースを考えていたのだが、長田さんはそれなりに京都経験ありということで、太秦の広隆寺と木嶋神社(蚕の社。三柱鳥居がある)というやや渋めのセレクト。

聖徳太子の建立になる広隆寺は弥勒菩薩像で有名だが、本堂の軒先には大工集団の奉納した額がたくさん掛かっていて面白い。聖徳太子は大工の神様だと思い出した。「曲尺(かねじゃく。差金)を発明したのは聖徳太子」というまことしやかな伝承もあるらしいが、あまり信憑性のある話ではない。
そういえば、屋号によくある「カネ●(『かねさ』とか『かね吉』とか)」の「カネ」の記号はL字形をしているが、あれは差金ではないのかしらん、などと考えながら境内を散歩する。

木嶋神社には「元糺の池」やそこで行われる御手洗祭があり、下鴨神社との関わりが非常に深い。足利健亮によれば、木嶋神社と河合神社(下鴨神社境内にある)はそれぞれ平安京の西と東の境界を示す(鎮護する)施設であり、両社は平安京の成り立ちに関わる極めて重要なスポットである。秦氏・賀茂氏の関わりなど、そこら辺は突っ込みだすと大変おもしろい。
(余談であるが、同じく秦氏創建と伝えられる松尾大社の本殿は比叡山に向けて建てられており、比叡山頂と松尾大社とを結んだ軸線上に木嶋神社と下鴨神社がきれいに重なるのは、一つの興味深い事実である。参考

ところで木嶋神社の向かいには、写真のような水路の上に長ーい屋根のかかった不思議な構造物がある。なんでしょうかこれは。単なる水場にしては、柱ごとに電気照明とスイッチがついているのがモノモノしいのですが。

 

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■ 06年11月04日(土)

コーラム国際会議終了[柳沢究]

3日、国際会議当日。朝6時起床。幸い風邪はやや回復。冷や汗まみれでスライド仕上げて、10時頃出発。電車の中で発表の英語を考える。もういやこんなの。発表はなんとか終了。英語はひどかったが、一応伝えたいことは伝わったのではないか。

他の発表で興味深かったのは、やはりシコウ君の組み紐理論による解析。扱っている問題は、僕と同じく「ある配列点において描きうる一筆書きパターンの総数はいかほどか?」というものだが、僕のやったPERLによる力技での解析と違い、数学的に定式化してスマートに結果を導いている(あんまり難しいので半分くらいしか理解できてないが)。
それでも「理論的には6百億とおり以上存在するパターンのうち一筆書きは約1千万(0.017%。実際には一桁目までちゃんと数字がでてる)しか存在しない」という結果が、両者の解析で寸分たがわず一致したのは幸いというか素晴らしいことであった。

コーラム研究はとりあえずこれで一区切り、と思っていたのだが、こうやって集まって話をするといろいろ面白そうなテーマや課題がどんどん出てくるのは、嬉しいようなムニャムニャ。
形の文化会の論文集に投稿するという宿題も増える。
自分の発表で手一杯で、形の科学会大会の方の発表をあまり聞いている余裕がなかったのは残念。

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■ 06年11月03日(金)

講演会と発表会と国際会議、風邪でダウン[柳沢究]

10月中旬から先週までの業務日誌を、さかのぼって更新しました。

28日:
昼頃からSSS報告書の仕上げに取りかかる。祇園会館でやっていた「ヨコハマメリー」を見に行きたいと思ってたのだが断念。終了翌朝5時。もう少し計画的・効率的にやらねばならないと反省。

29日:
眠気をおして、1ヶ月前から予約していた高校生向け講演会「ゾウの時間 ネズミの時間」を聴きに京大時計台へ。歌う生物学者・本川達雄先生の話。同名の新書は15年ほど前のベストセラー。中学生の頃に読んでたのを覚えている。あれだけ専門的な話を中学生にもわかるように書いているというのは、いま思うと凄いことだ。印象的なフレーズは、「子どもを作らない若い人は、生物学的には全くアウト」「人間の生物的な寿命はちょうど孫ができる35歳くらい」「医療の発達によって誕生した50歳超の人間は、一種の人口生命体」など。
晩からコーラムの英語論文とスライド制作に着手。本番は3日。遅すぎる。

30日:
科研費申請書の手直し、再提出。

31日:
大学院の発表会準備でアタフタ。合間にSSSの件で業者と打ち合わせ。

1日:
朝から7時頃まで大学院総合プロジェクト発表会。今年新築された500人収容の大ホールで行う。学生が主体となった町作り支援の継続的取り組みはすごく画期的なものだと思うのだが、世の中にあまり知られていなさそうなのは残念。といいつつ僕もまだ覗きに行けていないのだが。こんなのです。国際プロジェクトは今年行った河回マウルの共同調査報告。韓国、中国の大学の先生も来日し、来年の調査候補地や成果のまとめについて討議。来年の今頃は恐ろしいことになりそうな予感。
帰京後ほぼ徹夜でコーラムの発表準備。

2日:
朝から風邪気味。昼、大学院の会議。終了後、国際会議の会場準備のため大阪大学へ。長田さん、インドからのロビンソンさんらと若干打ち合わせ。
この日は芸工大で布野研の先輩でもある青井哲人先生のトークセッションがあり、ものすごく参加したかったのだが、時間がどうしても合わなかった。最近、著書である「植民地神社と帝国日本」を読んでいたところだけに残念。この本は青井先生が30歳頃に執筆した博士論文をもとにしているが、フィールドから問題を発見し組み立てていくその視点の鋭さ、論理展開の正確さ、学術的視野の広範さを見て、参考になるとともに、彼我の力量差に暗澹とする。ほんとは一緒に比較する土俵にも立っていないのだが。
夜、風邪が悪化しどうにもダウン。スライド出来上がってないのに。

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■ 06年11月02日(木)

遠足情報[柳沢究]

●「秋の遠足」関連情報
園城寺(三井寺)に電話したら、11/26は法要のため両院とも拝観できないとのこと。

アイタタ

他の建物は見られるみたいだけど、残念。またの機会にご贔屓にでしょうか。
まあ他の物件を、ゆっくり見れるようになったと思えばよいか。
園城寺を楽しみにしていた方(僕もなんですが)、すいませんでした。

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