JOURNAL

■ 11年10月07日(金)

階段井戸:インドの水利建築、その文化社会的意義[柳沢究]

国立民族学博物館の三尾稔先生より、インドの階段井戸に関するセミナーのご案内をいただいたので、ご紹介します。

-------------------------------------------------------------------------------------
人間文化研究機構プログラム「現代インド地域研究」
国立民族学博物館拠点(MINDAS)主催
(協力 「現代インド地域研究」京都大学中心拠点)
インド文化研究セミナー
「階段井戸:インドの水利建築、その文化社会的意義」

kaidanido-1.jpg

日時:2011年11月4日(金) 午後3時〜5時
場所:京都大学本部キャンパス 総合研究2号館4階447号室

 階段井戸は、インド(特にインド西部と北部)に特徴的な水利用の建築施設です。地上から水面まで何十段も続く階段が作り込まれ、人々に飲料用等の水を供給してきました。階段の途中には多数の天蓋やバルコニー、壁がんが造られ、神々や神話の登場人物などの像が安置され、あたかも地中の寺院のような様相を呈しています。階段井戸は、インドの一大公共建築で、造られた時代や地域の建築様式や美術様式をよく反映しており、建築史・美術史・社会経済史を考える上で重要な手掛かりとなる建築物となっています。
 今回のセミナーでは、講師にインドの階段井戸の建築史的研究で著名なユッタ・ジャイン=ノイバウアー博士、コメンテーターにインド考古学・民俗文化研究の著名な研究者である小西正捷立教大学名誉教授を迎え、階段井戸の類型や発展史、その図像学的・宗教的・社会的意義に関して講演とディスカッションを行います。

※講演・コメントは全て英語で行います。通訳なし。入場無料

●講師プロフィール
Dr.Jutta Jain-Neubauer 1970年代からインドの階段井戸の建築史的・美術史的研究で先駆的業績を挙げている。中世アーメダバードの建築遺構やデリーの都市計画についても研究。現在はインド北部の水利建築について研究を進めている。主著に、The Stepwells of Gujarat in Art-historical Perspectiveがある。

●コメンテーター・プロフィール
小西正捷。立教大学名誉教授。インド考古学、民俗文化研究の先導的研究を続けている。現在は南アジア文化史、ことに手漉き紙史研究に主要な関心を置く。主著に『インド・大地の民俗画』(未来社2001)、『インド民俗芸能誌』(法政大学出版局2002)がある。

| 柳沢究 | PermaLink | comments (0) | trackbacks (0) |

Copyright (C) 2001-2008 Studio KAGURAOKA
All Rights Reserved

■