JOURNAL

■ 09年08月09日(日)

報告:佐藤敏宏さんワイワイ会[柳沢究]

8/7(土)8時より(実際にはフライングして7:30から飲み始めた)、佐藤敏宏さんを囲むワイワイ会+プチレクチャー「お前の家は俺の家!」が開催されました。
オフィスビルの中にブルーシートを敷いた会場に、佐藤さんにインタビューされたメンバーを中心に30人超が集まる賑やかな会となりました。飲み物・食べ物持ち込み制だったので、ほとんど花見宴会状態。


オフィス最上階を貸し切った特設会場


レクチャー前のワイワイ


プチレクチャー開始


佐藤敏宏とは何者か、「ことば閲覧」とは何ぞやという話から、「建築は路上だ」を実践した温泉街パフォーマンスの話、建ててから25年経って初めて話したという自宅のこと、「1000」という形のプランをした予算一千万の千万屋、日の丸をモチーフにしたというRCの住宅の話、「お前の家は俺の家!」実践である星座型居住の話などなど。
たぶんこれまでにどこでも話されたことのない(本人がそう仰ってたので)貴重なトピック満載でした。

佐藤さんは建築作品を語る時に、妙にダジャレ的な発想や説明を強調するのだけれど、いずれのプランも、軽薄さとはほど遠い厳格な構成的プランで、遺跡のような建築的魅力がたっぷりという印象。たぶん構成の発想が先というか核にあるに違いないのだけど、それをもっともらしい理屈で「正当化」するのを避けるために、あえてダジャレにするというのが、佐藤さんの人柄なんだろうと理解しました。

レクチャーの最後には「ことば閲覧 in 京都」の被インタビュー者が順番に、それぞれ言葉を閲覧された感想述べる。ふだん理路整然としたコンセプトをビシッと語る若手建築家が、佐藤さんに躱され梳かされした感想を素朴に話している様子が面白かった。
感想タイムを設けようとしたら、「そんなの二次会できくよ〜」ということで、そのまま20人くらい連れだって二次会へ。一部の人は、そのまま朝まで。

佐藤さん、インタビューを受けたみなさん、お疲れ様でした(佐藤さんはこれからばりばり文字お越しでもっと疲れそうですが)。

「ことば閲覧 in 京都」の記録やワイワイ会の様子・感想は、佐藤さんのサイトに、続々とアップされています。

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