【コーラムの描画規則 1】
では、コーラムの描画法における規則性とはどのようなものか。
一目見て自明と思われるものも含め、確認してみましょう。
●構成要素
まずは、コーラム Kolam 紋様の構成要素とのその命名。
(1) 点の行列(図中の赤丸)
…以下、個々のものを「点 point」、行列となった一群のものを「配列点 array of points」と呼ぶ
(2) 直線と円弧からなる線(図中の黒線)
…以下、「描線 drawing line」と呼ぶ
構成要素はこの二つのみ。とってもシンプルですね。
●描画規則
次に、描画における規則について。規則は全部で7つあります。
これはちょっと長いですよ。頑張って憑いてきて下さいね。
(1) 点は正方格子[格子A]の交点上に配列する
配列の形は菱形とは限りません。3×3の正方行列になる場合もあれば、長方形や、三角形など自由です。
(2) 描線の直線部は格子Aから45度傾いた双対格子[格子B]に従って、描線の円弧部は最寄りの点を中心として、描く
図の緑点線上をなぞって、描線を描いてくださいということ。
これはインドの方でもよく間違えるところですから、注意が必要です。
以下、明日につづきます!
| 柳沢究, インド | PermaLink | trackbacks (1) |
http://www.kaguraoka.info/cgi/mt/mt-tb.cgi/120
【コーラムの描画規則 2】 昨日のつづきです。 (3) 描線は閉じる(始点と終点が一致する) (4) 一度描いた描線をなぞってはならない これはわかります...
| 2006/10/17 10:29 | 神楽岡工作公司 > JOURNAL |