15〜19日と、中国山西省に調査へ。
曹家大院・渠家大院・常家大院・喬家大院という、一連の「○○大院」と呼ばれるこの地方の商人の大邸宅を梯子する。昨年、一昨年と大学院で調査した王家大院との比較のためだ。
「大院」はいわゆる四合院が何十と集合して、ひとつの町のようなスケールでできあがっている。そのためどこをどう歩いても金太郎飴のように、囲われた中庭の風景が反復していくのは、ある種の力強さを持った、気分の悪い空間体験ではある。最後の方はかなり疲弊した。
大院めぐりの拠点としたのは平遙の町。世界遺産にも登録されており、2〜300年前くらいから凍結した街並み。城壁に囲まれた、石炭の匂いが立ちこめる暗い湿った(これは季節と天候のせいもある)石と土の町。ここはおすすめです。右の写真は泊まったホテル。
曹家大院にて。すべて「寿」という字のバリエーション。
| 柳沢究, 雑感 | PermaLink | trackbacks (0) |
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