JOURNAL

■ 06年11月03日(金)

講演会と発表会と国際会議、風邪でダウン[柳沢究]

10月中旬から先週までの業務日誌を、さかのぼって更新しました。

28日:
昼頃からSSS報告書の仕上げに取りかかる。祇園会館でやっていた「ヨコハマメリー」を見に行きたいと思ってたのだが断念。終了翌朝5時。もう少し計画的・効率的にやらねばならないと反省。

29日:
眠気をおして、1ヶ月前から予約していた高校生向け講演会「ゾウの時間 ネズミの時間」を聴きに京大時計台へ。歌う生物学者・本川達雄先生の話。同名の新書は15年ほど前のベストセラー。中学生の頃に読んでたのを覚えている。あれだけ専門的な話を中学生にもわかるように書いているというのは、いま思うと凄いことだ。印象的なフレーズは、「子どもを作らない若い人は、生物学的には全くアウト」「人間の生物的な寿命はちょうど孫ができる35歳くらい」「医療の発達によって誕生した50歳超の人間は、一種の人口生命体」など。
晩からコーラムの英語論文とスライド制作に着手。本番は3日。遅すぎる。

30日:
科研費申請書の手直し、再提出。

31日:
大学院の発表会準備でアタフタ。合間にSSSの件で業者と打ち合わせ。

1日:
朝から7時頃まで大学院総合プロジェクト発表会。今年新築された500人収容の大ホールで行う。学生が主体となった町作り支援の継続的取り組みはすごく画期的なものだと思うのだが、世の中にあまり知られていなさそうなのは残念。といいつつ僕もまだ覗きに行けていないのだが。こんなのです。国際プロジェクトは今年行った河回マウルの共同調査報告。韓国、中国の大学の先生も来日し、来年の調査候補地や成果のまとめについて討議。来年の今頃は恐ろしいことになりそうな予感。
帰京後ほぼ徹夜でコーラムの発表準備。

2日:
朝から風邪気味。昼、大学院の会議。終了後、国際会議の会場準備のため大阪大学へ。長田さん、インドからのロビンソンさんらと若干打ち合わせ。
この日は芸工大で布野研の先輩でもある青井哲人先生のトークセッションがあり、ものすごく参加したかったのだが、時間がどうしても合わなかった。最近、著書である「植民地神社と帝国日本」を読んでいたところだけに残念。この本は青井先生が30歳頃に執筆した博士論文をもとにしているが、フィールドから問題を発見し組み立てていくその視点の鋭さ、論理展開の正確さ、学術的視野の広範さを見て、参考になるとともに、彼我の力量差に暗澹とする。ほんとは一緒に比較する土俵にも立っていないのだが。
夜、風邪が悪化しどうにもダウン。スライド出来上がってないのに。


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