JOURNAL

■ 06年01月14日(土)

東端唯・個展『+漆』2[柳沢究]

13日深夜から展覧会場へ行って、設営を少しお手伝いする。今回の個展のコンセプト解説の文章を唯さんと一緒に考えたりして、終了1時ころ。

14日晩はギャラリーでのベルニサージュがあり、福原左和子さんが唯さんの作品に囲まれながら琴を奏する。琴の生演奏ってのは初体験だったのだけど、音や曲よりもまず、優雅で激しいその動きに見とれてしまった。会場からあふれんばかりの人が集まり、賑やかに会は進行。唯さんの作品にふさわしく、なんだか気安くも格調高い雰囲気がよかった。いろいろな方が来場していて、「繭」以来いろいろとお世話になっていた建築商会の馬場徹さんに数年振りにお会いした。

会場のASPHODELは祇園の四条縄手を上がったところにある。このあたりはわりとよく歩くんだが、このギャラリーの存在には全然気づかなかった。というのは、9日の地図を間違えた言い訳。すいませんでした。

アスフォーデルasphodelという不思議な響きは何かと思ったら、ユリ科の花の名前らしい(ユリ科アスフォデルス属・アスフォデリーネ属の各種。文学では水仙をさす場合もある)。ギリシャ神話で死者の国に咲くとされる不凋花(散らない花ということか)アスフォデロスasphodelosに由来し、ゆえに古くから墓地に植えられたという。以上むだ知識(参考:研究社英和辞書・リーダーズプラス、平凡社・世界大百科事典)。


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| 2006/01/16 18:55 | 神楽岡工作公司 > JOURNAL |

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