JOURNAL

■ 07年05月04日(金)

SSS内装仕上げ作業・その2[柳沢究]

そして本日(5/4)、内装の紙貼り作業を行いました。

絶好の晴天にめぐまれ、大いに日焼けしました。シェルターも、強い陽射しにひときわ凛々しく見えるような気がします(親バカ)。地中海の島にもっていったら、とても馴染みそうです。あと、ナメック星とかも。


紙貼り作業。GW真っ只中だとういうのに、立命館小澤ゼミの皆や滋賀県大の学生が大勢手伝ってくれて感激。しかし思い返してみると、学生時代にはGWは意外に暇な時期なのだった。なんとなれば平日に動ける学生は、わざわざ人だらけのGWに出かける必要はないのだから。とはいえ感謝感謝。

まずはこんな風に、下地となる紙を貼っていきます(ホームセンターで買った障子紙。1×7mで300円。安い)。内側も曲面なので、皺がよらないように紙を小さく切る必要があります。なかなか手間ですが、少しずつ仕上がっていく作業は楽しい。

 

下地貼り完了。ランダムなカバーリングが意外な迫力を生んでいる。

続いて、仕上げとなるロクタ紙を貼っていく。ロクタという植物の繊維でできたネパール産の和紙(ネパール紙)。凹凸のある粗い表情が味わい深い。値段も高からず(とはいえ0.7×0.4mで障子紙7m分よりは高い。購入はこちらの会社にお願いした)。
自分でやる場合、貼り方のポイントは2点。
1.
切る場合は紙に折り目をつけ、そこを湿らせてから、繊維が乱れるように手でちぎる。カッターできれいに切ると、重ね貼りした時に継ぎ目が目立ってしまうから。
2.
糊は普通のクロス用を用いた。糊を裏につけた後、霧吹きで表をやや濡らしてから貼ると、曲面にぴったりフィットする。

 

仕上げ貼り完了(左は天井貼りを一手に担った滋賀県大中濱君)。
パンテオンか石窟寺院か、はたまたイヌイットのイグルーか、とにかく組積造のムードが不思議。足元は翌日の三和土(タタキ)施工のために残してある。

最後に恒例の記念撮影。小澤先生と小澤研の皆さん。



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