吹きすさぶ雪の中、凍えながらバルーンを膨らませた(しかも失敗して膨らまなかった)のも遠い思い出。すっかり新緑の濃い季節になりました。
この日は朝10時に滋賀県立大集合。SSSの一連の作業の締めと打ち上げを行いました。
>> "WORKs/SAKAN Shell Structure"に写真を追加しています。
まずSSSの表面に微細なクラックがはいっていたので、全体に消石灰クリーム(消石灰を水で溶き、化成糊、増強剤などを加えたもの)を刷毛で塗りヒビ埋めと美観上の化粧をしました。この作業はもし恒久化するのであれば、年一回はやるとよいのでは。続いてタタキ表面の埃を押さえる作業を行う。
最後に開口部にあらためて膜を設置。これで、完成。
作業後には竣工写真の撮影を行い、打ち上げとしてバーベキューを開催。
SSSの中でもやってみる…
膜に映る木陰がなかなか風情があってよろしい。
暗くなると、内部のロクタ紙やタタキの粗い表情が綺麗。
実際に居住するのであれば、床には韓国のオンドルのように油紙を貼るか、ペルシャ絨毯のような厚い絨毯を敷き詰めるとよいのではと思う。
夜景・外観。内部の人影が映る。
阪神大震災の仮設住宅では、老人の孤独死が大きな問題となりました。仮設住宅では、このように内部の気配が、ある程度外からも伺えることも大切だという考えです(もちろんクローズな部屋も必要ですが)。
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