JOURNAL

■ 07年03月12日(月)

久々の研究発表[柳沢究]

ヴァーラーナシーにあるとあるヒンドゥー寺院の建物。真ん中に見える茶色い塔が寺院。しかし1階部分はお店になり、上には建物が増築され、おまけにそこへ塔の先端が突き刺さっている。
周囲の増改築によりこんな状態になった寺院が、ヴァーラーナシーではしばしば見られます。寺院が都市の中でどういう存在なのかを物語る、実に興味深い現象です。

という話とはあまり関係ないのだけれど、12日には万博公園の民族学博物館の研究会で、久々にインド研究の発表をやりました。

題目は「モハッラと都市空間:ヴァーラーナシーを事例に」。

『モハッラ mohalla』というのは、北インドの都市の近隣・街区単位であり、かつては地域コミュニティの単位でもあった(元々はアラブ起源の概念)。そのモハッラがヴァーラーナシーにおいては、どのような構成をもって都市空間に配されているのか、というテーマを現地での調査を元に話した。僕の博士論文の一部をなすものでもある。
都市の一つの構成単位であるモハッラの特徴を把握することで、ヴァーラーナシーという町のなりたちや特徴が見えてくるのではないか、という筋書きである。

モハッラについての研究は、社会学や歴史学分野に若干の研究があるものの、その空間的側面にはまだまだ明らかではない。そんなこともあってか、発表は(ゲストに対するリップサービスはもちろんあったにせよ)けっこう好評であったように思います。文化人類学的視点からの鋭い質問もたくさん頂いて、異なる視点からの批評をもらうことや、期に応じて研究を取り纏めていくことの大切さを改めて実感したのでした。
感謝合掌。この勢いで…。


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