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■ 06年02月21日(火)

「怖い京都」アンケート[柳沢究]

現在編集中(なかなか終わらない…)の「げのむ」第6号にて、下記のようなアンケートに基づく記事を作成しています。
是非ともご協力下さい!
(ちなみに質問1の回答例は僕自身の体験です)


京都げのむ・アンケート「怖い京都」


…なぜ『怖い京都』という設問なのか?

ここでも何度も書いてますが、6号のテーマは「境界」。
「境界」とはある領域と領域の狭間であり、双方に属しているようでもあり、どちらにも属さない場所であるともいえる。それゆえ「境界」は様々な束縛やルールから比較的自由な場所であり、領域の「内部」では起こりにくいような興味深い事象が発生しやすい。これが境界に注目する理由。

では、眼に見える境界・地図に現れる境界は分かりやすいが、そうでない境界を発見する有効な手法はあるのだろうか? 新たな境界を発見することは、都市をみつめる視線の深化につながるのだから、これはあながち意味の無い問いではない。

ところで、やや一般化して言えば「境界」とは「日常」のルールが通じない場所である。そしてそんな場所で生起する事柄は、「非日常」=「ここではない世界」=「異界」のものであり、我々がそれを体験した時におぼえる感覚は、「驚異」あるいは「恐怖」と呼ばれるものであろう。

つまり逆に考えると、常識や日常感覚を超越する「怖い」「おそろしい」体験を誘発しやすい場所や事物があるとすれば、そこには何らかの境界性が見いだされるのではなかろうか?、という仮説がたてられる(実際、多くの怪談話は川や橋、辻、現代でいえばトンネルなど、都市の境界部分を舞台とするのである)。

…というのが、少々大げさになりましたが、このアンケートの意図です。けれどもまぁ、あまり深く考えずに気軽にお答えいただければ幸いです。


アンケートを元にして、↓こんな記事ができる予定。

「京都午前零時〜夜は何でできているか?」
(『京都げのむ』創刊号所収)

P1-2.  P3-4.

※画像ちょっと重いです。

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■ 06年02月17日(金)

パキスタン仮設住宅提案[柳沢究]

版築の畑中さんとKstudioの田島喜美恵さんが、昨秋に行ったパキスタンでの調査および仮設住宅提案の展覧会とシンポジウムを行うそうです。
東京は来週から、大阪は4月とのこと。大阪会場はなんと中之島公会堂だ(田島さんの企画の速度と実行力にはいつも驚かされる)。

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■展覧会「写真と仮設住宅提案からみるパキスタン地震 ―“1+αtemporary housing”の可能性」
震災発生1ヶ月後にパキスタンへ向かい、パキスタンの住形式と地域性に沿った仮設住宅プラン“1+αtemporary housing”を提案した。本展は仮設住宅提案から見えてくるパキスタンをメディアとは違う側面でとらえ伝える。
・会場:大手町カフェ(東京メトロ大手町駅すぐ/千代田区大手町1-6-1大手町ビル1F)
・期間:2/20(月)〜2/25(土)

■連動企画シンポジウム「大震災からの復興への道のり」
・会場:大手町カフェ
・開催日:2/25(土)14:00〜16:00(1:30受付開始)/当日先着順100名
・講師:田島喜美恵(Kスタジオ・滋賀県立大学)、畑中久美子(畑中久美子デザイン室)、松川淳子(生活構造研究所代表)、渡辺斉(長岡市復興管理監)
・参加費:1000円(ソフトドリンク付き)

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■ 06年01月19日(木)

人生、焼きが大事[柳沢究]

いやぁ、いいコピーだなぁ。

「山田脩二の軌跡―写真、瓦、炭…」展

カワラマン・山田脩二氏の展覧会が、2月4日(土)〜兵庫県立美術館で開催される。

なぜか美術館のサイトには載ってないけど、下記のような関連イベントが催されるらしい。個人的に大注目なのはやはり3/17の田中泯・独舞。あんな美術館の中で踊るなんて相当やりにくいと思うのだけど、山田さんの作品と絡みながら果たしてどんな異空間を創りだしてくれるのか。安藤忠雄、伊東豊雄という面子よりも、そっちの方がずっと気になるぞ。
展覧会の内容については、神戸新聞のインタビュー記事に詳しい。

● トークショー
2月5日(日)午後2時
「都市、建築、写真」 多木浩二(評論家)×伊東豊雄(建築家)×山田脩二
2月25日(土)午後2時
「環境−再生と創造」 安藤忠雄(建築家)×山田脩二

● 公開制作&ギャラリートーク
3月3日(金)
「いけばな×かわら」 吉田泰巳(華道家)×山田脩二
公開制作:午後2時 [光の庭]にて。ギャラリートーク:午後5時

● 記念舞踏公演
3月17日(金)午後6時開演
「独舞・日本村」 田中泯(舞踏家)
※当日朝、午前10時から整理券を発行。(定員300名先着順)

● 山田脩二によるギャラリートーク&ドキュメント上映会
2月10日(金)午後5時 ギャラリートーク
3月19日(日)午後2時 ギャラリートーク/午後3時 ミュージアムホールにて上映会

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■ 06年01月09日(月)

東端唯・個展 『+漆』[柳沢究]

下鴨の現場でもお世話になっている、漆芸家・東端唯さんの個展が、14日から祇園のASPHODELで開かれる。

060109.jpg

唯さんの仕事場には何度か遊びにいかせてもらっているが、アトリエ内にところ狭しと様々なサンプルが並べられていて、何時間いても飽きることがない。個展では、えぇ? 漆ってこんなこともできちゃうの? という可能性に充ち満ちた作品を見る事ができるはずだ。今から楽しみ。久住氏制作による土の展示台もあるとのウワサ。

14日の19時から、琴の演奏やワインのでるオープニングパーティがあるそうで、それにあわせて遊びに行くつもり。どなたも歓迎とのことです。


詳細は以下のとおり。

日時:2006年1月14日(土)〜20日(金)12:00〜20:00
場所:"ASPHODEL"-The Sanctuary-(アスフォーデル)
605-0085 京都市東山区末吉町99-10 TEL:075-531-6131
>>地図(こんどは大丈夫 だいたいここら辺

<東端 唯・ひがしばた ゆい・プロフィール>
1974年京都生まれ。漆工芸の家系に育つ。高校卒業後、漆芸家・鈴木雅也氏に師事、その後、京都工芸繊維大学にてデザインを専攻。日本の伝統的な技法を生かし新しい物づくりへの挑戦。素材、色使い、テクスチャー……。新鮮さを加えながらもあくまで伝統に基づいた、落ち着いた作風が話題に。現在、建築・インテリアデザイン、など様々な分野での新しい漆の可能性をさぐっている。[神田江実・Juliette主宰/フリランスエディター]

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■ 06年01月01日(日)

謹賀新年[柳沢究]

今年もどうぞよろしくお願い致します。

3日は11時から神楽岡前路上にて餅つきを行います。
2時頃からは、畑中&山本さんによるパキスタン地震調査報告スライド会も催します。
京都におられる方は遠慮無く遊びに来てください。

寝正月。早くあったかくならんか。

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