0511 / 0510 / 0506 / 0505 / 0504 / 0503 / 0502 / 0501 0412 / 0411 / 0410 / 0409 / 0408 / 0407 / 0406 / 0405 / 0404 / 0403 / 0402 / 0401 0312 / 0311 / 0310 / 0309 / 0308 / 0307 / 0306 / 0305 / 0304 / 0303 / 0302 / 0301 0212 / 0211 / 0210 |
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2005年12月〜 |
■ 9月26日(金) | ||
18 | ||
![]() 山田協太 |
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10月の神楽岡会は、マイクロバスで行く木津の建築探訪「神楽岡秋の遠足(KAE)」です。 詳しくはBBSを見てください。 現在、泉佐野の図面を描いている。 |
■ 9月23日(火) | ||
16 | ||
![]() 柳沢究 |
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22日の晩、大学での仕事をすませて新幹線で横浜へ。目的はコーラム研究の打合せだ。晩は正月以来の実家にて泊まり、翌朝、東海道線・江ノ電を乗り継いで藤沢へ。 元NHKの研究所で立体視覚の研究をされていた長田昌次郎さん邸にて、浅野さん、rONEさんらおなじみのメンバーとともに、これまでの成果の確認と今後の展開について議論。メインの議題は、とある財団の研究助成金公募にコーラム研究を応募するための申請書づくりだ。素案を手にあれこれコンセプト・文章を検討する。これまでメールでの意見交換をずっと続けてきたのだけれど、目の前で面白いキーワードがぽんぽん飛び出す臨場感は、やはり生の顔合わせならではだ。 打合せ終了後は長田さんの息子さんによる手料理とビールで、四方山話にもりあがる。共同で一つのテーマに取り組む際に「評論家的立場でものをいうだけで、自分の手を動かして進展させることのできない人間はいらない」との長田さんの実感こもった言葉に、激しく同意。 そのまま泊めてもらうが、24日の午前中に芸工大での会議があるため明朝5時に出発。眠い。車中の友は先日元町の古本屋で買った「家畜人ヤプー」(角川文庫版)。内容はさておき、緻密な設定をもとに精細に構築されたフィクション性が見事。ちなみにこの本はSF(Sadomasochistic・Scatologic・Science Fiction)だ。 |
■ 9月17日(水) | ||
17 | ||
![]() 山田協太 |
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15日から17日にかけて「カヤマル」に参加させて頂いた。 「カヤマル」は、実地で茅葺屋根の技術に触れる事の出来るイベントであり、神戸芸術工科大学斎木研究室出身の守、塩澤、阿部、大川さん達が中心となって活動する「茅葺屋」というグループによる企画である。 塩澤さんは実際に茅葺きの職人をされており、茅葺で有名な京都市美山町の北村で民家の見学をした後、そこで屋根葺工事を手伝わせて頂いた。 参加者は秋田、茨城、千葉、神奈川、京都、大阪、兵庫、広島と非常に広範な地域から来ており、茅葺に対する現在の関心の高さが伺われた。 お世話になった「きたむら茅葺屋根工事」の中野誠親方は日本で一番若い茅葺の親方として有名であるが、大変気さくな方で、作業をしながら色々な質問に丁寧に答えてくださった。 以前から茅葺の技術に興味があったので、実際にその技術に触れられたのは貴重な体験であった。いつか茅葺の技術を用いてグラスファイバーを葺材とする、茅葺構法による現代住宅をつくりたい。 |
■ 9月10日(水) | ||
9 | ||
![]() 山田協太 |
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20:15、三条郵便局で日本建築学会宛に論文を郵送した。 ここ2ヶ月はしんどい日が続いたが、完成の瞬間はやはり嬉しいものである。 夜はその勢いで木匠塾の打ち上げに参加。飲み会は朝の4時まで続いた。 |
■ 9月8日(月) | ||
7 | ||
![]() 井上大藏 |
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我輩も日本建築学会大会(昨日:三日目)に参加した。参加しての感想は人それぞれだから、我輩は我輩自身の感想を記そう。 初めて参加したのだが、少し失望している。我輩は建築歴史・意匠系の会場に居たのだが、論文発表者の原稿棒読みと、時間にまくし立てられての早口・小声にうんざりしてしまった。学会の大会が、発表者の顔見世場となり興行的になるのはあまり健全とは思えない。 書籍に至っては、学会の出版物がちらほら。三日目午前9時に、既に売り切れなんて言うのは論外だと思う。 パネルディスカッションについても思う事があるが、もう記すの止めます。 今日、仕事場に戻って報告したら『今の学会に期待してはいけないよ』と、言われてしまった。 これでいいのか?・・・ホントにこれでいいのか、学会よ! 規模は小さいけれど、6月に開催された文化財保存修復学会は、その意味では纏まった良い学会だったと今にして思う。 |
■ 9月7日(日) | ||
6 | ||
![]() 柳沢究 |
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愛知の中部大学にて、日本建築学会大会に参加。マドゥライの都市構成について発表。 大会は挨拶代わりというけれど、挨拶一つにもなかなかにエネルギーの要るものであり…。司会の仕事なぞもすることになり、終わってやれやれ、というところ。 夕食のころ、名古屋駅地下にて念願の「鰻のひつまぶし」を食べる。これは、うまい。うまかった。鰻の蒲焼きにワサビとネギがあんなにあうものとは。一つの衝撃である。 食事後、布野先生、大辻、バリ帰りの川畑とともに「こだま」でビールを飲みつつ、ゆるりと帰京。久々に先生とゆっくり話せたのは楽しかったが、またやることが増えてしまった…。 |
■ 9月5日(金) | ||
5 | ||
![]() 柳沢究 |
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ここ2、3日ほど神戸にて学会の準備。夕方に帰京。 山科の「しっくい浅原」さんへ伺い、一郎さんにマンション茶室の左官仕上げについて相談。さいわい快く引き受けて頂けて一安心。見積もり・サンプルの作成をお願いする。今回、浅原さんの倉庫に初めてお邪魔したのだけれど、いやぁほんとに楽しいところ。千本銘木さんや加子母の大工さんのとこもそうだけど、倉庫ってのは、実に、宝物庫ですね。 親方は二条城(と京都芸術センター)でのイベント「美術離宮」の打合せとのことでお留守。まだ開催前なので詳しい話は控えますが、「香」を使うとは…しまった、思いもよらなかった。悔しいけれど面白そうである。 深夜、京大布野研に行き、マドゥライの修論にとりくむ大辻と明後日の学会の発表について打合せ。後輩の米津にも久々に会い、せっかくなので(?)12時過ぎから我が家にて二人で酒盛り。終了4時超(!)。 |
■ 9月3日(水) | ||||||||
3 | ||||||||
![]() 柳沢究 |
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8月の間、マンション改修の施主のKさんといろいろ建築を見に行ったので、その写真などをぼちぼち載せてみます。まずは北白川にある京大人文科学研究所。(と思ったのだけど、実はここ内部撮影は駄目だったので残念ながら内観の写真は「控えて」おきます)
Kさんの一番好きな建築なんだそうです。武田五一設計とされているけど、実質は若き東畑謙三の手によるもの。彼は後に産業建築の第一人者となるのだが、そこらへんとの関連はいかばかりか興味深い(別府氏どうでしょう?) ここは大学2回生時のはじめての設計演習で、隅々まで実測して模型を作成した思い出がある。当時は「洋風建築」なんて全っ然興味がなかったのだけれど、今改めてみると、アールデコ(むしろ分離派か)を思わせる装飾や異国情緒めいたディテールなども、白壁を基調に品よくまとめられていて、素直に感心する。(ここらへんのシンプルさはおそらく東畑謙三の味。あんまり装飾を目立たせたくなかったのではと想像する)。ファサードも含め、何というか実にフォトジェニク。白壁に赤絨毯、さらに黒い木製家具って、基本なんだなぁ。 ところでこの建築、いわゆるコロニアル様式なんだけど(たぶん。どうですか山田氏?)、今回訪れたら赤茶のスペイン瓦がいぶし銀の瓦に葺き替えられていました。それを中庭から見て大発見。 実は人文研は、「京町家」だったのです。
すげえぜ謙三。 |