
森田一弥
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昨日夕方に淡路島の津名町着。久住誠氏が迎えに来てくれて、夜は「久住章のゲストハウス」にて久住有生、誠、ゲストハウスを管理している荒井さんと歓談、激談。そのまま泊まる。
朝はゲストハウス近くの海辺を散歩した後、久住左官の倉庫の中でいろいろと壁のサンプルを見る。有名建築家の作品で見覚えのある壁のサンプルが無造作に、しかし整理されて置かれている。「ホテル川久」で使われた人造大理石のサンプルは特に迫力がある。平米単価50万ぐらいだろうか。いつか使ってみたい。
その後、誠氏と安藤忠雄設計のTOTOのゲストハウス、洲本市の赤煉瓦倉庫を再生した建物、有生氏が上塗り中の茶室の現場、久住章氏が15年ほど前に手掛けた土蔵を見て回る。有生氏の聚楽土の上塗りは鏝跡の消しにくい、プロにとっても塗りにくい材料。この男、相当の腕利きである。当時久住章氏が凝っていたという漆喰のバロック彫刻の影響か、土蔵はとても色気のある、女性的なディテールであった。仕事も恐ろしく上手い。いつか土蔵の設計も手掛けてみたいと思う。
夜は再びゲストハウスにて昨夜のメンバーで焼肉と刺身、激談。さて、門真の左官工事の仕上げを詰め始めなくては。
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