神楽岡工作公司
JOURNAL
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2005年12月〜



 ■ 8月31日(日)
37
morita
森田一弥
 ここしばらく門真の現場に泊まりしながらの作業。数日ぶりに京都に帰ってきた。現場では久住誠氏がひたすら壁のサンプルづくりをしている。そのサンプルを見ながら日中や夜の照明の中での壁の色具合を確認し、さらに色を調整する作業の繰り返しである。
 ベースになる土は、先日愛知県の小牧市や岐阜県の多治見市の土屋さんに買い出しに行って手に入れてきたものと、京都の土。中国の大連産の黄土や紅土もある。それに顔料も加えながら、いろんな色味の壁を試しているところだ。とても土壁とは思えない色のサンプルも出来つつある。
 木工家の戸田直美さんの机、椅子づくりも順調に進んでいるが特別に染めてもらっていたヌメ皮の色が良くない。以前染めてもらったときは、深みのある色を出してくれたのに、今回は同じ色を頼んでいるにもかかわらずペンキのような単調な色だ。染め方が違うのだろうか?
 工事は最終段階、しかし一番デリケートな部分なので、相当集中力を要する日々である。


 ■ 8月27日(水)
36
yanagisawa
柳沢究
この間、設計に追われていたのを口実にジャーナルをさぼっていて、実にひさびさの執筆。
昨日はマンションリフォームの設計大詰めで、Kさんと7時間超におよぶ打合せ。いやぁ疲れたけれど、形がだんだんと出来上がっていく喜びはひとしお。といっても、これから見積もりとその調整作業が残っているので、まだまだ安心はできないのだけれど。

ところで、建材や設備機器など建築に関わる世界でも、インターネット上では恐ろしい価格破壊が起きている(たとえばこんなところ)。工務店に頼んで見積もりを出しても、こんな価格は絶対にでてこない(彼らがこういうルートを知らないのか、知っていて上乗せしているのかは、さだかでないけれども)。
こんな状況を見ていると、少なくとも住宅・店舗など小規模工事では、工務店一括請負ではなく直営・分離発注、しかも材料は施主(または設計者)提供というやり方が、これからのあたりまえのスタイルになると考えざるをえない。コストの透明化にもつながるのだしね。これもインターネットの可能性の一。


 ■ 8月26日(火)
35
yamada
山田協太
昨日から「木匠塾」で岐阜県の加子母村に来ている。
建築学科の学生が主体となって木を使ってものをつくる活動である。
京都、滋賀、東京、千葉から6つの大学が集まり、大学毎に木造の小さな建築物を建てている。本年の総幹事は布野研究室の桑原君、大学幹事は同じく布野研究室の広富君である。
我大学は広富君の設計で2坪程の川沿いの庵を建てている。棟上が終わり、これから土壁の木舞を編む予定だが、本日の降水確率は80%。明日以降も2,3日は雨の予定で当分作業はお預けだ。
白川郷や高山が近いし、これは建築物の見学にでも行けということか。


 ■ 8月25日(月)
33
beppu
別府洋平
昨日、「工場建築いろいろ」のスライドを発表。洗練されたものではなく、技術が過渡的で一風変わった建造物を手当たり次第に取り上げたが、なぜそのような形態になったのかという説明が不十分だったことは否めない。Hilla Becherの写真は事例として取り上げるようなものではないだろうが、写真集を見ているといろいろと発見がある。同じ機能でも場所によって違いが生じているところがおもしろい。


34
higai
樋貝憲治
 門真の現場に植える木を注文しに行った。カシ3.0mを4本(そのうち1本は2本立ち)に、月桂樹4.0m1本、ハッサク1本。電話でも・・と思ったけど、やはり自分で選んだ方がいいかと思い、足を運んだ。高木の値段は幹の太さによるので、結構アバウトなところがある。やっぱり見に行って良かった。少しまけてもらうこともできたし、自分のイメージに近いものを選ぶこともできた。あとは、これらを現場に持っていってそこに合うかどうか・・・まあ、大丈夫でしょう!


 ■ 8月24日(日)
30
inoue
井上大藏
体がだるい。最近、大きな訪問をする毎に体に疲れが残っている事を実感する。
慣れれば何ともない事だが、夏ばてしている事は否めない。多分原因はそれ!
自宅で、北海道より届いている書籍類の荷を解く。大学や・専門学校で購入する書籍もあるので、現地から送ってもらったものだ。とうとう、自分も大量購入をするようになってしまった。
ちなみに、札幌「すすきの」の色町の中、午前0時過ぎまで開いている普通の古本屋を見つけてしまった。ネオンの煌く中、店主と暫し話し込んでしまう。


 ■ 8月23日(土)
29
inoue
井上大藏
いや〜こっちはやはり暑い!向こうは暑くて28度。やはり北海道は涼しい所なんだ・・・と、帰ってきてから実感する。
今回の訪問は、開拓の村とモエレ沼がメインだったけれど結構それ以外にも収穫があった。

振り返ってみると、今回は『地震・雷・・・』ならぬ『建物・鰊・酒・子供』がキーワードになた。ホント、夏は子供の季節だと思う。そんな今回の訪問だった。
さっさと昨年の紀行文を片付けて、今年の文章に取り組もうと思う今日である。


32
yamada
山田協太
本日泉佐野の打合せに行ってきた。
まだまだ基本設計の段階で先が長そうである。
本日は色々と反省点の多い日だった。


 ■ 8月21日(木)
28
inoue
井上大藏
現在、札幌にいます。
明日の夜、函館から寝台特急に乗って近畿入りするつもり。
札幌の観光案内所にはPCが設置されており、フリーでメールが発信できる。
最近ネットワークが便利になったもので、感嘆に値すると思う。
幾つも書きたい事があるけれど、今はよしておこう。かなり疲れているから。
とりあえず、生きている・・・と、いう記しの為に・・・書き込みいたしやんした。


 ■ 8月19日(火)
27
morita
森田一弥
 門真の現場は今日で電気工事が終了。後は昨日搬入したレンガを敷いて、左官工事の仕上げを待つばかりである。が、細かい仕事がたくさん残っていて、設計者である自分は、ほとんど丁稚の見習いのように動き回らなくてはならない。
 夜の十時頃にようやく電気屋さんも最後の照明器具の取り付けが終わり、京阪電車で帰ろうとすると脱線事故で電車は運休。自転車で、電車が動いている二駅先まで飛ばし、ようやく京都にたどり着いたら午前一時。駐輪場に行くとバイクのヘルメットが盗まれていて、もうやけくそでノーヘルで家まで帰った。さんざんな一日であった。


31
yamada
山田協太
建築年表2002の校正原稿が帰ってきた。某雑誌の記事で建築界の昨年1年のニュースを年表形式にまとめたものだ。相変わらずゼネコンの倒産は多いが、都市計画法、建築基準法など都市や建築に関連した法の改正が目を惹いた。特に都市再生特別措置法によって都市再生特別地区制度が導入されたことが印象的だった。
これにより、これまで都市計画で一律に規制されてきた用途地域制度や容積率をはじめ、各種制限を緩和して自治体や民間業者による独自の都市構想の実現が可能になった。
やはり昨年成立した構造改革特区法を合わせて、未だかつて経験したことのない都市を生み出せるかも知れない。少なくとも原理的には可能である。
願わくば建築を設計するように、都市を設計したいものである。


 ■ 8月17日(日)
25
inoue
井上大藏
今夜から、北海道へ出かける。自分にとっての研修である。
行く限りは、多くのものを学び取ってきたいし知りたい事も多い。
あまり欲張る事はできないけれど、ささやかにだけど楽しく行ければいいと思っている。
23日(土)に帰郷する予定だが、それまでネットに触れられそうにない。しばらくは、お預けでありまする。


 ■ 8月16日(土)
24
inoue
井上大藏
今日、五山の送り火が行われた。
毎年思うのだが、ホント今日ほど「大」の字に訪れる人が多い日はない!
当たり前だけど、(盆行事である事は承知の上で)何がしか引かれるものが存在するのだろう。
それ程人が多かった。少し、本格的な夏っぽさを感じられた点でも、やはり良いものだと感じた。


 ■ 8月15日(金)
23
inoue
井上大藏
なんか今年の夏は変だ。あんまり暑くない。
先日の長雨も天気予報では、『秋雨前線の形状と同じ』と言っていた。一体どうなっているんだろうか?
スクーリングも、今日で一段落つく。だけど休みはない。今年は、そういう夏を過ごし方をしている。


 ■ 8月14日(木)
22
inoue
井上大藏
毎年この時期、眼が痒くなる。
昨日書いたジャーナルはこのせいだけど、他のパーツは判らない。眼のパーツに関してダケ。
今日は、朝から雨だった。大学の近所に郵便局がない!
月〜金の帯で行っている郵便局100円貯金の為、チャプチャプと歩いた結果、体がシットリとしてしまった。
時折思うのだが、コンクリート打ちっぱなしはこんな時、寂しく廃れて見えてしまう。偏見なのは判るが・・・何ともやるせない感じを受けてしまう。


26
morita
森田一弥
 大阪の通天閣の近所にある左官道具の店、田村繁春商店(通称ヤマサ)へ鏝を買いに出かける。土仕上げの最高峰「水ごね仕上げ」用の鏝で、京都ではもう手に入らない吾妻さんという鍛冶屋さん作があると聞いてさっそく行ってみたわけである。
 十数年前に仕入れたという鏝はもう数丁しか残っていなくて、五寸五分、四寸五分、二寸五分の三つの大きさのものと「波消し」と呼ばれる鏝を買った。しめて四万円也。おそらく仕入れた頃のままの値段で、めちゃめちゃお買い得。しかも今はこのような仕事がほとんどなくて鍛冶屋さんの多くも高齢化して廃業してしまっているから、自分がこの鏝を手に入れるには最後のチャンスだったはずである。腕のいい左官職人が減りつつあるが、その技術を支える道具職人はそれ以上に、いなくなりつつあるのだ。これは技術の継承を志す職人にとって、ゆゆしき問題である。
 暇を見つけて水ごね仕上げも練習して、門真の現場でも一面ぐらい塗ってみようかと思っている。


 ■ 8月13日(水)
20
yamada
山田協太
論文執筆作業が大詰めに入っている。主要なデータを全て自分のパソコンに入れているのでウィルスになど感染したら大変だ。
近頃W32.Blaster.Wormなるウィルスが流行っている(もちろんWindows)。ネットに接続しているだけで感染する危険なやつである。
現在マイクロソフトで修正プログラムを配布しているが、8月16日以降はアップデートするのも困難になる可能性があると言われている。まだウィンドウズのアップデートをしていない人は、早急にアップデートをすることをお奨めします。

アップデート先


21
inoue
井上大藏
最近、体がダルイ。少し体温も高いみたい(未確認)。時折、クシャミもするし、眼も痒い。
こう書いてみると、・・・結構ガタが、きてるな。
こんな時、君ならどうする?
私は、子供の頃から飲みなれた漢方薬飲んで、風呂は入って、早く寝る事にするよ。
じゃ!オヤスミナサイ。


 ■ 8月12日(火)
19
inoue
井上大藏
大阪・梅田のヨドバシカメラで電化製品を見ていたら・・・
店内テレビに、夕方のニュース番組を流していた。ふと何の気なしに見ていると・・・・な、何と!戦中の“白い大文字(戦時中の灯火管制下の送り火の名称)”の事を「今日の特集」として放映すと言うではないか。ついつい友達の足を止めて、見てしまう我輩なのであった。


 ■ 8月11日(月)
17
inoue
井上大藏
大学のスクーリングで、銀閣寺東求堂同仁斎と法観寺・清水寺訪れる。
同仁斎は以前、何度か一般公開の折に訪れていたし、法観寺は専門学校の学生の折、その歴史をレポートして報告した事がある。だから一番新鮮に感じたのは、修学旅行のメッカである清水寺だった。初めて清水寺の参詣曼荼羅を見る。参詣曼荼羅とは,一種の周辺地図兼寺域内の案内図である。民衆の様子も記されている。どうしても、建物の存否が気になってしまう。今回のすくーリグで、建築史学的考察ではない民俗学からの建物考察にちらりと触れたきがした。


 ■ 8月10日(日)
15
beppu
別府洋平
栃木県野木町の旧・下野煉化製造会社の煉瓦窯を見に行く。野木町はひまわりで有名と聞き、ひまわり畑のなかに古びた輪窯の煙突がそびえたつ風景を思い描いていたが、ひまわりはすでに刈り取られていた。また煉瓦窯は乗馬クラブのなかにあるのだが、会社が倒産?したようで、窯は補修工事途中のままになっていた。いろいろ大変みたいだけど、ともかく、その十六角形十六室の窯は日本のものとは思えないような形をしていて不思議な感じがした。(一室を焼成する余熱を利用し、次室の素地を乾燥、加熱してゆくという仕組からうまれた形らしいが)
帰りにタクシーのおじさんに教えてもらった蕎麦屋で牛蒡蕎麦を食べる。美味。


18
inoue
井上大藏
大文字の送り火が、今週末に行われる・・・日程が迫ってきた。
今日は、その為の火床整備など周辺作業が行われる予定だ。
我輩は今日の作業は参加できないが、友達の島田俊平グループ(薪く炭くKYOTO)が参加する。
彼等は、別のグループで山仕事サークルも主催している。だから装備は、本格的だ。
年来の付き合いだが、山仕事と言うと目の色が変わってしまう。
島田君の後姿に、ホントに山仕事者のような勇ましさを感じるようになったきた。これからが、楽しみな奴である。


 ■ 8月9日(土)
13
yamada
山田協太
去年まで住んでいた寮の知人が、部屋を改装したいと言う。
今時珍しく、一室十六畳の部屋に四人の居住者がおり、風呂なし、トイレ、台所共有だ。
部屋はそこそこ広さがあるが正方形であるためどうも勝手が悪い。入口が狭いのに戸が内開きだし、床が汚い、棚・机の使い勝手が悪いという。
昨今スケルトン&インフィル※という考えが流行っているが、寮など構造体である柱と床を除けば造りつけの家具、建具はおろか隣室との境界壁さえ撤去可能で、まさにスケルトン&インフィルの理想型である。
これを機会に、学生が出来る、身近な素材と技術を用いた一室住居のローコスト改修法を考えて見たい(プロトタイプ一号の名は「一人で出来るもん」)。
居住環境は、居住者の手でもっと気軽に改変出来て良いはずである。
やがて、街中の住居に独自の改装が加えられる姿を夢想し、まずははじめの一室から。


※建築物を構造など耐久性のある部分と、戸・床・配管・配線など耐用年数の短い材料に分け、耐久性のある部分を堅固につくり、また、耐用年数の短い材料の交換を容易に出来るようにすることで、建物が長く使用出来るようにしようという考え。


14
inoue
井上大藏
律儀な立命館大学の立木雅朗助教授の『登り窯』に関する講演と、佐野よし子・秋庭佳代子両氏による『うたとピアノ』の演奏を聞く。この数日間、京都文化の深さの一部を垣間見るて、シンドくなる反面、必ず消化して“もの”にしたい貪欲さを持ってしまった。僕が感じる歴史遺産の触覚は、狂っていないと思う。


 ■ 8月8日(金)
10
inoue
井上大藏
台風が来た。否、もうそろそろ来る・・・と、言われてまだ来ない。
今回の台風は、それほど足が遅いやつだ!
おかげで、登り窯の講演会は、明日に持ち越しとなる。
その明日から、16日間の連続休暇が始まる。大学のスクーリングも始まる。
そして、たまったレポート書きも。後半は、北海道に行くが、これは自分への研修。
さてさて、どんな16日間になるやら楽しみである。


 ■ 8月7日(木)
9
inoue
井上大藏
今日から10日まで、五条坂一帯で陶器まつりが開かれている。
学校の関係で知った、登り窯を見に行く。100年位たっている窯で、現在は基本的には昭和42年以来、使用されていない。しかし、迫力があるもので圧倒される。土の魅力…とでも言いえようか。今夜はここでミュゼットの音楽会が開かれた。明日は、「京焼きと登り窯」に関する講演の予定だが、何分にも天候が気がかりである。


 ■ 8月6日(水)
7
morita
森田一弥
 最近、土壁を塗って欲しいという依頼が多い。本業の設計の依頼よりも多いくらいだ。本来そうした仕事は本職の左官屋さんにお願いするべきで、特に若くてやる気のある職人さんがこうした仕事で経験を積んでいくと良いのだが、なかなか職人さん、特に土壁を塗れる職人さんとの接点がないのだろう。こうした依頼の多くも、工務店を経由してしまうとたいてい調合済みの土壁もどきの仕上げになってしまう。一般の人々と左官職人がダイレクトでつながることの出来る場所が必要だと痛感する。
 今日は、市内中京区の六条室町の町家改修現場に行ってファサード部分の中塗りをしてきた。最近は「自分の設計した建物の壁しか塗らない」と公言しているのだが、道路に面した二階は虫籠窓になっていて、断り切れず、かつ面白そうなので引き受けてしまった。内部の土壁は自分が非常勤講師をしている京都建築専門学校の生徒達が仕上げる予定。玄関横の大壁は、久しぶりの腕試しに、「大津磨き」にでもしてみようか。
 明日はまた、門真の現場へ行って盆明けの左官工事に備えての作業。
  


8
inoue
井上大藏
現在、夏休みだ。学生は、来ないはず・・・と、思っていたら何の事はない。結構来るではないか!休みの中の設計課題制作やレポートの資料あさり。休みと言っても休めないのは、学生も同じなんだな・・・と、感じいる。勤務後、地域研究のため五条坂で汗を流す。


 ■ 8月5日(火)
6
inoue
井上大藏
今日、久し振りに京都府教育委員会の文化財保護課を訪れた。用件は登録文化財制度に関する現状把握の為である。相変わらず狭き建物の中の、これまた隅っこの方で執務されているので頭の下がる思いがする。京都府は、その歴史も影響して登録未指定の物があまりにも多すぎる為、人手が足りなく、てんてこ舞しているとの事。仕事が多くて嬉しい悲鳴・・・と、して聞いておこう。
・・・ちなみに、課の職員さんは、組織上は府の職員ではない。教育委員会の職員である。全くの別物なのだ。


 ■ 8月4日(月)
12
yamada
山田協太
先日、ディオワールドという所に行ってきた。
遊園地のような名前だが滋賀県のホームセンターである。
但しとてつもなくでかい。
話には聞いていたがこれ程までとは思っていなかった。
草津駅下車歩5分と立地も良い。
中には、園芸、家庭用品、自動車用品、日曜大工用品の他に洋裁コーナー、コピーセンター、建設資材売場、農業用品売場が入っており、家一軒くらいなら余裕で建てられそうな勢いである。今日日のホームセンターはすごいものだと感心した。
プロジェクター用のスクリーンになる布を見に来ただけだが、ついつい他の買物もしてしまい、帰りはなぜか両手がふさがっていた。
思い切り相手の術中にはまったのか、これは。


 ■ 8月3日(日)
5
inoue
井上大藏
今日は、環境市民の自然住宅研究会のイベント『手作り照明器具製作』にスタッフとして参加する。世間は夏休みなので、子供に混じって両親がガンバッテ作業を行っている。ついつい「頑張れお父さん!」と思っていまう光景だ。北山丸太の円型端材を台にして粘土で基礎を作り、木の枝をこれに刺して骨とし、周囲に和紙を張る。電球は市販の物を使い背割れ部分を利用してコード処理を行う。役割り分担が自然になされてしまう。ハリガネ切りはお父さん、部材調達は子供たち。いざ“作る”は、やはりお母さんだ。かなりの力作が、たくさん誕生した。
我輩が驚いたのは粘土である。
最近の粘土は、「いくら捏ねても指に着かないものがある」と,聞いたことがあった。
しかし、その機会がない我輩にとっては今回が初めての感触。
「こんなのが、ホントあるんだな!」と感心しながら、コネコネする私の姿がそこにあった。


 ■ 8月2日(土)
4
inoue
井上大藏
今日は朝から東奔西走ならぬ、北奔南走。
我輩の家を中心に、北の大学と南に住まわれている建築史家の先生の家を往復する。
大学は京都造形芸術大学だから左京区。先生の家は宇治市。私の家は真ん中の山科。

時に、我輩のスクーター(50cc)は1月に1000キロ走る。

成る程、この数値には肯けそうだ。
(ちなみに友人には、一体どこ走ってんだ?と、言われ続けている)


 ■ 8月1日(金)
2
yanagisawa
柳沢究
この間リニューアルオープンした祇園のスフェラビルに、初めて行って来た。パンチングメタルでできたファサードの葉っぱ模様は、思いの外透けていてきれいだった。内部はもともと4階にあったリコルディが、そのままビル全体に広がったような感じ。うーんきれいだけどね。
本屋というよりはギャラリーのように真っ白なスフェラ・アーカイブ。店番をしていた山崎君におすすめの本を教えてもらいながら書架を一通り眺める。さすがに面白そうなものが並んでいるけど、一寸おされすぎの印象。もっとマニアックなのも置いてもらいたいなぁと思いつつも、あれこれ購入。サイードの「オリエンタリズム」、芸術新潮の「バロック王国日本」号ほか。
この空間に場末の古本屋みたく本が乱雑にかつ山のように積み散らかされたら、さぞいい店になるだろう。そういう使い方して欲しいなあ(よけいなお世話)。


3
inoue
井上大藏
今夜、建築士会の主催で伝統建築のバイブル「匠明」の勉強会があった。
現在に残る古建築・民家を「匠明」を通して解説し、この思想を現在の住宅に活かそうとする途方もなくでかいテーマの小さな勉強会だった。が・・・今日の本題はこれではない。
午後9時過ぎで終了して、建物を出て前に置いてあるバイクで帰ろうとする・・・と、何と目の前にラトナカフェのご夫妻(施主)が居られるではないか!!我が輩は、工事には携わってはいないが、開店時からよく利用させてもらっているお店だ。
だから、よく知っている方なのだが、まさかこん時間のこんな場所で出くわそうとは・・・思いもしなかった。

気さくに軽い立ち話をして、別れたが自宅に帰りそうな雰囲気ではなかった。
まさに!!闇夜にサラリと現れ、フラリと消えて行くその後ろ姿は何とも言えない良い感じであった。

それって・・・もしかして『我輩が嫁さんもらいたい』“だけ”なのかも・・・ネ。


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