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2005年12月〜 |
■ 7月30日(金) | ||
8 | ||
![]() 山田協太 |
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今タイ、バンコックにいます。 クメール時代のヒンドゥー理念によって建設された都市と寺院を見てまわってきました。 全体的にインドよりも敷地が大規模で、平面構成に力が入っている。インドには無い独自のヒンドゥー建築に大変感動した。 明日はスリランカに飛びオランダ植民都市を見ます。 インターネットカフェが閉店の時間なので本日はここまで。 |
■ 7月29日(木) | ||
9 | ||
![]() 柳沢究 |
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午後から御影にてHさん邸マンション改修の打ち合わせ。先月の案でベッドの位置が風水的にマズかったため、それを改善した2案の模型を用意してのぞむ。プラン的には非常にスッキリおさまっているのだが、まだピンとこない。マンションという単なる四角い箱をいじるのだから、普通にキレイにおさめてもつまらないのだ。Hさんとしてもどういう住まいにしたいかというイメージがまだ曖昧なようなので、もう少し案を出しながら検討することに。 晩は大学のメンバーと、第3回テキーラの会。中川先生や壁谷さん、那波さん、玉川さんらと。来年は共同研究で(何故か)トルコへ行こうという話をする。 |
■ 7月11日(日) | ||
7 | ||
![]() 柳沢究 |
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神戸大の小木曽さんによるスライド会「フランスでの建築・デザインワークショップに参加して」。小木曽さんは、去年からワークショップに目覚め、今年だけで既に4つのWSに参加、さらに夏には沖縄でのWSへ行くことも決まっているという、熱血・さわやか・(体育会系)ワークショッパー。すごい行動力である。 むこうの学生のスタディの素早さ、手を動かしながらデザインする楽しさ、フランスのものづくりの環境のよさなど、新鮮な驚きが伝わってくる、熱気のこもったスライド会でした。 WS(特にまちづくり系の)にはなんとなく予定調和的なムードが感じられて、これまで避けてきたのだが、こういうのだったら参加してみてもよいかもという気分にさせられた。いや、むしろ京都でこそ、こんなWSを企画してみたいものだ。 この日は、2×4町家調査で知り合った京都で造園にたずさわる若い人たちが沢山やってきてくれて、狭い神楽岡の会場はぎゅうぎゅう。さいわい涼しかったので助かったが、夏はやばいな。 |
■ 7月9日(金) | ||
5 | ||
![]() 森田一弥 |
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日本イタリア会館地下のルームマーケットで行われている、建築家の駒井貞治さんによる「路地奥へようこそ!」展を見てきた。駒井さんは、借家を増改築しながらその部材とともに引っ越し暮らす「借家生活」プロジェクトで知られている。この展覧会ではその手法を一般化して路地奥の再建不可の建物に木造のフレームを差し込むことで構造補強と住環境の改善を行うという提案。自分が実際にやって見せているのだから、説得力がある。 僕が一番面白いと思ったのが、建築条件付き住宅の「自由設計」の範囲内で住宅を設計してしまう「建売/売建住宅プロジェクト」。普通の建築家の守備範囲を軽く越境してしまうことで、ちょっと歪んだ「建築家」っぽいスタイルのようなものを逆照射してみせる思考の自由さにとても共感させられた。駒井さんご本人の楽しい解説付きでぜひ、見ておきたい展示だと思う。 |
■ 7月3日(土) | ||
2 | ||
![]() 山田協太 |
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第2回目の町家調査を行った。自宅を含めて4軒の実測とヒアリングをした。参加者は山田、井上の2名。ちと、さびしい。 本日、ある事実を確信した。“京都では、ユニットバスを裸で置く”ということである。少なくとも今まで調査した仕舞屋の30%では、庭先等に外装の施されていないユニットバスがむき身で据えられていた。通り庭を通って木造土壁塗りの建物の裏に出ると、何の脈絡もなく、モノコックでスペースエイジっぽいデザインの物体がたたずんでいるのである。かなりシュールな光景である。 町家は、元来風呂を持たないといわれるが、ここ2,30年で風呂を増築する住居は確実に増えている。そんなときに浴室、シャワー、水浴場がパッケージ化されたユニットバスは便利な商品なのだろう。外装工事をしなくても雨漏りはなく、届いたその日から風呂が使えるのだから。そんなわけで置かれているユニットバスもかなりの年代物が多い。外装が無い方が配管等メンテナンス上、理にかなっているという主張もあるらしい。 まあ、理屈は分からなくはないのだが、実際遭遇すると少なからずショックを受ける。夕飯がノドを通らないくらい。 次回は、居住者の方に使用していて違和感がないのか聞いてみたい。 |
■ 7月1日(木) | ||
3 | ||
![]() 柳沢究 |
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神戸芸工大大学院の特別講義として、ヨコミゾマコト氏来訪。現在施工中の富弘美術館について、コンペ段階の思考から現場の様子までいろいろと紹介をされた。 美術館に要求される用途をすべて円形の部屋に要素化して、それらを組み替えながら機能的条件をみたすように全体のプランを決定していく、という設計手法。ここでもテーマは「どんな形をつくるか」ではなく「いかに形をつくるか」。要素とそれらの関係の仕方のルールを決め、与条件にもとづきながら部分から全体を構成していく方法を、デザインシステムと僕は呼んでいるが、そのひとつの事例として興味深く聴講した。デザインシステムを用いることの面白さの一つは、与条件を定めればある程度決定論的に形が決まってくること、さらに条件を微妙に変動させることできわめて多様な形を生み出しうることにある。富弘美術館の場合、条件をわりと緩く設定して、そこにワークショップ形式で住民が参加しながらプランを調整できる余地を残した点がミソであり、公共建築の作り方として実に巧妙であったのだと思う。 |