JOURNAL

■ 06年07月06日(木)

忘れられない一冊[井上大藏]

誰にでも、忘れられない一冊というものがあるようで。私の一冊はこれ。
「京」まちかどの西洋館(京都市交通事業振興公社、1983年発行、¥500)

16年前に購入した書籍だ。しかも当時、市営地下鉄の御池駅に設置されていた自動販売機での購入。その当時は、まだ建築界に足を踏み入れておらず、単に西洋の建物って面白いなーくらいの感覚だった。買った動機は、歴史が好きで西洋館がかもし出す不思議さが面白かったから。
自販機だから手にとって参考に見る事ができず、買わないと中が見れないというドキドキ感もあって手が出てしまった。今思えば、焼失した物・移築された物・解体された物・似て非なる建物に改修された物等、幾多の変遷をみる建物が数多く掲載されている。同時に、当時の建物保存に関する動向を、一般向けに理解しやすく記しているのでこの点でも大変ありがたい。
・・・・・でも何で、何で交通事業者の発売なんだ!!!わからん!


| 井上大藏 | PermaLink | trackbacks (0) |

トラックバック

■ Trackback-URL

http://www.kaguraoka.info/cgi/mt/mt-tb.cgi/86

Copyright (C) 2001-2008 Studio KAGURAOKA
All Rights Reserved

■