マンションの一室を本格的な茶室に改装した物件。
畳の下に炉を切ったり茶室の出入りの稽古をするためには茶室の床を上げる必要があったが、マンションの天井があるため茶室の天井高を確保すると照明のスペースがとれない。そこで壁際に見えていたコンクリートの梁を隠しながら照明としても機能する、曲面状の和紙照明を制作した。
お茶室の基本的な構成に沿いながらもマンションならではの制限をクリアするために、大きく曲がった「落掛け」や斜めになった「茶道口」など細部でアレンジを施している。
| 2005.05.12 |