ロボット用の人工筋肉素材としてデビューを夢見ていた知能を持つぐにゃぐにゃの素材。
知能を捨てて人工クラゲとなり、派手な色彩を身にまとってバー空間でデビューしたのもつかの間、今度は色さえ捨てて、オフィス空間を活性化するインテリア水槽となりました。そしていま、クラゲの形を抜け出して、浮遊体アートとして生き残る空間を探っています。
水から出すと駄目になる、ぐにゃぐにゃひらひらつるつるの素材を、どのような環境で生かしていく? 浮遊体アートがたどってきた選択の過程をお話します。
■講師 : 奥田エイメイ(浮遊体アーティスト/想芸館・浮遊FACTORY)
《奥田エイメイ・浮遊歴》
「人体」「言語」「日常」「空間」「物体」の浮遊をテーマに活動中
1970年……大阪万博で動く歩道に乗り興奮を味わう
1980年頃…はしごに登り非常なる興奮を味わう
1990年頃…【人体の浮遊】ロッククライミングに熱中する。その後、五大陸最高峰を目指し、
ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカに遠征。浮遊に必要な術はすべて山で学んだ
1992年頃…【言葉の浮遊1】小説を書く。〈うたたね〉〈まなざし〉〈南島物忘れ紀行〉
1995年頃…【言葉の浮遊2】芝居の戯曲を書く。演劇実験室「浮遊代理店」を結成
〈耳かき屋ひゃん〉〈移動観覧車〉〈戦湯番台ジャック〉
1999年……【日常の浮遊】学生下宿を異空間に変換する「四畳半くねりバー」を運営
2000年……【空間の浮遊】「四畳半くねりバー」を奈良に移転
「工事現場バー」を経てカフェ&バーinギャラリー「浮遊代理店」を開く
2001年……【物体の浮遊】浮遊体アートの制作を本格化
浮遊体アート制作工房「浮遊FACTORY」をつくる
2005年……奈良の浮遊代理店の移転先を模索中
■ 日時 : 06/09/23 (土・祝)18:00〜 (17:30 開場)
■ 会場 : 神楽岡工作公司 【地図・アクセス】
■ 会費 : 500円 (飲み物・おつまみ付)
| 2006.08.22 | trackbacks (0) |
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